会社で使う工事道具~その1
工事の際よく使用する道具についてご説明いたします。
押え挽き鋸…
以前の大工は鉋台を自分で掘って作っていましたが、その時鉋台の押さえ溝の両側を挽くのに使用した。
現在ではほとんど自分で鉋台を作ることもなくなり、この鉋も姿を消してしまった。
小型の横挽き鉋の一種で歯の形は横引き鉋を細かくしたものである。
挽き面は挽き肌のまま使用する~歯振(あさり)は少ない。
刃渡り5~6寸が普通である。
釘抜…
「エンマさん」とも呼び、全体が鉄で作られている。
釘類の頭をはさんで、梃子の原理をプ擁して釘を抜くのに使う。
柄の一端を変形させバールに利用するようにしたものもある。
大きさは5~9寸くらいまである。
腰抜け…
帯鋸、丸鋸の作業中延びて薄くなると鋸身に張りがなくなる。
このことを「腰が抜けた」という。これを直すためには周辺の熱くなったところをたたいて薄くなったところに
鉄の組織を寄せて均一にするがこれを「腰を入れる」という。
宗松潤一郎 (宗松組 役員)
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